2020年、偶然に、トルコ在住の知人の幼稚園・小学校で、ミュゲ・イプリッキチさんが授業を行っていることを知った。それ以来、「『石炭色の少年』の作者にインタビューしてみたい」と思っていた。2021年の夏、コロナなのでミュゲ・イプリッキチさんの授業は休止中かもしれないと思いつつも、知人に打診してみた。すると、ふたつ返事で連絡を取ってくれた。
連絡先をいただいてミュゲ・イプリッキチさんにメールを送ると、すぐに返事がきて、「よろこんでインタビューを受けさせていただきます。どんなお話ができるか今から楽しみです」と言っていただいた。
数回に分け、作家ミュゲ・イプリッキチが大切にしているものと、彼女の児童向け文学作品を知っていきたい。
■ミュゲ・イプリッキチに聞く1
■ミュゲ・イプリッキチに聞く2
■ミュゲ・イプリッキチに聞く3
■ミュゲ・イプリッキチに聞く4
■ミュゲ・イプリッキチに聞く5
■ミュゲ・イプリッキチに聞く6
■ミュゲ・イプリッキチに聞く7
■ミュゲ・イプリッキチに聞く8
■ミュゲ・イプリッキチに聞く9
■ミュゲ・イプリッキチに聞く10
■ミュゲ・イプリッキチに聞く11
■ミュゲ・イプリッキチに聞く12
■ミュゲ・イプリッキチに聞く13
■ミュゲ・イプリッキチに聞く14
●著者紹介
鈴木郁子(すずき・いくこ)
出版関連の会社に勤務後、トルコへ留学。イスタンブルで、マルマラ大学大学院の近・現代トルコ文学室に在籍し、19世紀末から現代までのトルコ文学を学ぶ。修士論文のテーマは『アフメット・ハーシムの詩に見える俳句的美意識の影響』。
帰国後は、トルコ作品、特に児童書やヤングアダルト作品を日本に紹介しようと活動を続けている。トルコ語通訳・翻訳も行う。トルコ文芸文化研究会所属。 著書に『アジアの道案内 トルコ まちの市場で買いものしよう』(玉川大学出版部)、翻訳に『オメル・セイフェッティン短編選集』(公益財団法人 大同生命国際文化基金)